川口九社(かわぐちきゅうしゃ)とは、埼玉県川口市に鎮座する神社35社のうち、中核をなす9つの社の総称です。
川口九社詣 勾玉巡り
上記九社の巡拝を「川口九社詣 勾玉巡り」と称し、その謂れは九社の鎮座する位置関係にあり、隣り合う神社を線で結ぶと勾玉の形をなすことから。単に「九社詣」や「勾玉巡り」とも称されます。
勾玉は、神代より祭祀具または装身具としても重要視されており、天皇の御世代わりに継承される三種の神器の内のひとつにも挙げられています。諸説あるものの勾玉の形は、胎児の形、魂の形というように「生命」の象徴とも云え、参拝者は九社を巡拝することで勾玉を描く(形作る)こととなり、生命の浄化・再生が九社の加護により得られます。
巡り方としては、①九社のある特定の神社から、時計回りもしくは反時計回りに巡拝し、最後に初めの神社に戻って勾玉の軌跡を完成させる巡り方、②順序関係なく自由に九社を参拝し、勾玉を形作る巡り方の2通りがあります。
勾玉御朱印帖
「川口九社詣 勾玉巡り」専用の御朱印帖で、各頁に九社の社号が記されており、そこに各社の印を押印するというもの。巡拝を済ませると満願印が押印され記念品が授与されます(詳細はこちら)。
巡拝後は祈りの対象として金屏風のように開いて飾り、九社の加護を受けることができます。
- 川口神社、鳩ヶ谷氷川神社を除く7社の授与所にて受けることが可能。
- 川口神社、鳩ヶ谷氷川神社の2社では満願印ならびに記念品の取り扱いもないため、他の社を最後の参拝社とする必要があります。
- 専用御朱印帖ではなく、自身の御朱印帳を用いての巡拝も可能です。ただしその際は各社の通常御朱印となり、また記念品の授与もありません。